吉備の国珈琲焙煎所

おいしいコーヒーが世界をつなぐ「幸せになるCofee」

コーヒーからつながる「幸せ」について考えてみませんか。今回はアイスコーヒー第2弾。「水出しパック編」をお届けします。

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vol.7

おうちで楽しむ簡単アイスコーヒー「水出しパック編」

2020.08.07

 前回ご紹介したアイスコーヒーのいれ方の中で、一番簡単なポチャンとつける水出しコーヒー。岡山放送(OHK)のTV番組「なんしょん?」でも少し紹介しましたが、ご要望により詳しくお伝えします。

 オススメは、片付けも簡単な水出しコーヒーパック。自分で粉を入れる専用パックもあります。また、ストレーナー(粉を入れるこし器)のついた水出しポットも便利です(コーヒー用は、お茶用よりメッシュが細かくできています)。

 1杯分の目安は、コーヒーの粉10gに対し、水140cc(出来上がり約120cc)。1ℓのポットなら、粉60g、水840ccくらいが適当で、6杯分に。お好みで加減してください。粉は中細びき。ひき方によって味わいや抽出時間も変わります。冷蔵庫で4~8時間後、マイルドでコクのあるおいしいコーヒーができます。夜、寝る前にセットすれば朝一番にできています。

水にコーヒーパックをつけるだけの「水出しパック」は夜寝る前にセットしておけば、朝には出来上がり

深煎りコーヒーを冷たいアイスクリームにかけたスイーツ「アフォガート」。アフォガートはイタリア語で「溺れた」という意味があるそう

 ポイントは、浸けすぎないこと。まず香りや甘みが出て、次第にコクが増してきますが、長すぎると雑味や渋味が出てくるので、取り出してください。取り出す際にパックを絞りたくなりますが、嫌な味が出てしまうのでNGです。

 もちろん、使うコーヒー豆の種類や焙煎の深さにより味わいが異なります。また りたての新鮮な豆はガスが多いので、水に浮かんでしまいます。焙煎後4、5日後から落ち着き、味わいも深みが出ます。おいしいアイスコーヒーで、暑い夏を乗り切っていきましょう。

深煎りコーヒーを冷たいアイスクリームにかけたスイーツ「アフォガート」。アフォガートはイタリア語で「溺れた」という意味があるそう

大人なコーヒースイーツ「アフォガート」

 苦い深煎り豆を濃いめに抽出した熱いコーヒーを適量、冷たいバニラアイスクリームにかければ、「アフォガート」の出来上がり。甘いアイスが大人の味になります。我が家はさらにウイスキーをかけます(笑)。
 ちなみに、アイスクリームミニカップでも20gの砂糖、大さじ2杯以上が入っているといわれます。冷たいスイーツは砂糖の量が多いので注意が必要です。

文・イラスト:「吉備の国珈琲焙煎所」店主・藤原 京華
けいか

岡山・倉敷のコミュニティ紙『さりお』2020年8月7日号掲載